架空企業「みらい業務サービス」の社内依頼・承認管理アプリの例。実在する会社・案件・人物は含まない。
記事「誰に何を許すかを権限表にし、外部連携の考え方を整理する」(05-03)の本文で使った内容をまとめたもの。空欄版は 05-03-permissions_template.md。
1. 権限表
| 役割 | 対象データ | 操作 | 許可 | 条件 | 要件ID |
|---|---|---|---|---|---|
| 依頼者 | 自分の依頼 | 閲覧 | 許可 | — | REQ-002 |
| 依頼者 | 自分の依頼 | 編集 | 許可 | 状態が下書き・差戻しのときだけ | REQ-002 |
| 依頼者 | 自分の依頼 | 提出 | 許可 | 提出条件を満たすこと | REQ-002、REQ-004 |
| 依頼者 | 自分の依頼 | 承認・差戻し・割当 | 不許可 | — | REQ-003 |
| 依頼者 | 割当依頼・全利用者 | すべての操作 | 不許可 | 自分に関係のないデータのため | REQ-002 |
| 承認者 | 割当依頼 | 閲覧 | 許可 | 自分に割り当てられた依頼のみ | REQ-002 |
| 承認者 | 割当依頼 | 承認 | 許可 | 状態が提出済み、自己承認でない | REQ-003 |
| 承認者 | 割当依頼 | 差戻し | 許可 | 状態が提出済み、差戻し理由がある、自己承認でない | REQ-003、REQ-004 |
| 承認者 | 割当依頼 | 編集・割当 | 不許可 | 承認者は依頼の内容そのものは編集しない | REQ-003 |
| 運用管理者 | 割当依頼 | 承認・差戻し | 不許可 | 承認の無条件な代行を禁止する | REQ-003 |
| 運用管理者 | 全利用者 | 閲覧・編集・割当 | 許可 | 利用者・役割・担当割当の管理、運用記録の確認の範囲に限る | — |
2. 認証についての注記
この演習では、本人確認を固定値(あらかじめ決めた利用者ID)で代用します。これは説明のための簡略化であり、実際の認証機能を実装・検証したことにはなりません。
3. 外部連携がある場合に決めること
| 決めること | 内容 |
|---|---|
| 連携先 | 現時点で確定した連携先はない(教材上の想定) |
| 渡す情報の範囲 | 依頼のどの項目を渡すかは未確定。個人情報・社外秘は03-01の制約と合わせて確認する |
| 失敗時の扱い | 連携先が応答しない場合に業務の操作を止めるか、後で再送するかは未確定 |
4. 完了条件の確認
- 3役割×主要操作の組合せがすべて埋まっている
- 自己承認禁止・承認代行禁止が明記されている
- 認証の代用を使う演習に注記がある
5. 次工程へ渡すもの
- 権限表(第1節)
- 承認者:総務課長(架空)— 記入例のため未承認の扱い
AI時代のシステム開発の基礎